音響学講義ノート No.10
楽器の音響学(その2)


★弦楽器

  1. アタック法:弦をどのようにして振動させるか.弦をこするか,はじくか.はじく場合にも,鋭い爪やピックを使うか,指ではじくかによって,同じ楽器でも発生する倍音が異なるため,音色に違いが生じる.また,音の立ち上がりにも変化が生じる.
  2. アタック点:弦のどの部分を加振(こする,あるいははじく)かによって,発生する倍音が相当異なるため,音色が異なる.擦弦楽器の場合には,作曲者が指定する場合もある.

★管楽器

★打楽器

【参考書】
安藤由典:「楽器の音色を探る」(中公新書)
吉川茂:「ピアノの音色はタッチで変わるか−楽器の中の物理学」(日経サイエンス社)

No.9へ戻る

No.11へ進む

目次へ戻る