計算流体研究室に興味のある学生の皆さんへ
このページでは,計算流体研究室に興味のある学生の方へ向けた,研究室の簡単な紹介を行っています.計算流体研究室で行っている研究の簡単な紹介
計算流体研究室では,富岳などのスーパーコンピュータを利用し,日常生活において身近でかつ重要な流体運動・熱輸送・構造変形を大規模シミュレーションによって予測する研究を行っています.また,近年ではシミュレーションと最適化や機械学習を融合させた研究を行っています.
研究に関しては,大きく分けて「数値解析手法の開発」と「数値解析手法等の活用・応用」があり,基本的には各自が希望するテーマを選択できるようになっています. 簡単に2025年度の研究テーマを挙げます.※詳細な研究内容は,こちら(研究課題)を確認してください.
2025年度の研究テーマ(予定)
- 様々な風環境を考慮した自動車空力-運動連成リアルワールドシミュレーション
- 流体シミュレーションによるクアッドロータードローンの飛行性能評価
- ゴルフボールの空力シミュレーションと流れの可視化
- データ科学と流体シミュレーションの融合によるスキージャンプにおけるテイクオフ姿勢の研究
- 深層機械学習と多目的最適化アルゴリズムを組み合わせた自動車空力・デザイン設計への応用
- 大規模機械学習を用いた流れ場の縮約モデルの構築
- モデル駆動型ニューラルネットワークを用いた非圧縮流れのサロゲートモデル構築
研究室での生活について
コアタイム・ミーティングについて
研究室のコアタイムやミーティングについては,以下の通りです.
- コアタイムはありません.基本的には各自のスケジュールに合わせて研究を進めることができます.
- 1,2週に1回研究室ミーティング(ゼミ)があり,そこで各自の研究の進捗等を報告し,先生方にアドバイス等をいただくようになっています.
研究環境について
研究室の環境としては,次のようになっています.
- 学生部屋は自然科学総合研究棟3号館の805号室にあり,先生方の居室とつながっているため,研究等の話し合いが行いやすい環境になっています.
- 805号室は研究棟最上階にあり,南向きの窓からは六甲の街を一望できます.
- 学生部屋に1人1つ自席が割り当てられます.自席の周りは各自でカスタマイズ(ポスター・置物等)可能です!
- 研究室から1人1台以上PC(デスクトップPCまたはノートPC)が貸与されます.数に限りはありますが,OSについてもWindows・Macのうち好きなものが選べます.
- PCモニターについても,研究室から1人1台以上貸与されます.
- 基本的には,富岳をはじめとした国内有数のスーパーコンピュータを利用して研究を進めますが,研究室内にも高性能サーバが数台あります.




研究室での1年間の行事予定について
例年の研究室の行事予定は次のようになっています.
- 4月 研究室ガイダンス顔合わせ・新メンバー歓迎会
- 8月 大学院入学試験
- 9月 院試・就活お疲れ様会
- 2月 卒論・修論提出卒論・修論発表
- 3月 学位授与式追いコン
よくある質問
例年,学生さんより頻繁にいただく質問とその回答を記載します.
- 質問:流体力学の知識はあらかじめ必要でしょうか? 回答: この点については,全く心配ありません! 研究室に入ってから学生主体の輪講を行い,流体力学の基礎知識を学ぶことになっているので,流体力学について基礎知識がない方でも,研究を始められるようになっています. 現在はB4後期(院試以降)に流体力学の輪講,M1前期に計算流体力学(流体シミュレーション手法)の輪講を行っています. わからない点があれば,先輩や先生方に聞くことができる雰囲気や,研究室にある図書で調べられる環境が整っています.
- 質問:スーパーコンピュータを使うのは難しそう… 回答: この点についても,心配することはありません. スーパーコンピュータの使い方や,研究に必要な様々なソフトの使い方は直接先輩から教わるようになっているので,研究を進めるにあたって皆さんが困ることは基本的にありません. また,応用的な内容等については,マニュアル等が存在するので,そちらを参考にしながら研究を進めることができます.
- 質問:学会発表等についてはどのようになっていますか? 回答: 学会発表については,意欲さえあれば(もちろん成果も必要ですが…)積極的にチャレンジできる環境となっています. 希望等があれば,発表だけでなく,学術誌(国内・国外)へ論文を投稿することにもチャレンジできます.
- 質問:普段の研究室の様子ってどんな感じですか? 回答: 正直,めちゃくちゃ緩いです. しかし,実際に各自が研究を行っている時間やゼミの際は,真剣かつ活発に活動を行っています!
- 質問:研究室において,どのような学生が求められていますか? 回答: 基本的には,短期で完結する研究テーマが少ないため,大学院への進学を考えている学生を求めています. その他にも,やる気があり,意欲的に行動する学生を求めています.