惑星、衛星-リング系、小天体から惑星系形成進化を理解する

太陽系の惑星は、太陽の周りを公転する小天体が衝突合体を繰り返して 形成されたと考えられており、太陽以外の星の周りにも惑星系が多数観測されています。 一方、太陽系の小惑星や太陽系外縁天体等の小天体の軌道分布や組成に関する情報は、 太陽系形成過程を解明する手がかりを与えてくれます。 さらに月や他の惑星の衛星・リングは惑星形成過程の副産物として形成されたと考えられ、 これらの起源も惑星形成過程と密接に関連します。

当研究室では、理論的手法を中心としつつ、地上望遠鏡や探査機による観測データ 解析研究とも連携し、太陽系外も含めた惑星系の形成過程、ならびに惑星の衛星-リング系、 太陽系外縁天体・小惑星等の起源の解明に取り組んでいます。 小天体の起源を含めた惑星系の形成過程を統一的に理解し、 生命を育む地球の特異性やその誕生の過程を明らかにすることを目指しています。