ゴーストイメージング

の散乱特性を用いた新たなイメージング技術

ゴーストイメージングは,コヒーレント光の散乱特性を利用する光イメージング法です。イメージセンサを用いずに、測定対象の構造情報を得る事が最大の特徴であり,リモートセンシング,微弱光イメージング,暗号技術等への応用が期待されています.

 私たちは,ゴーストイメージングの実用性を更に高めるために,測定の高速化•画質の向上を目指して研究を行っています.
その例として,レーザアレイを用いたゴーストイメージングとシングルショットゴーストイメージングがあります.
レーザアレイゴーストイメージングは,レーザを面状に配置し,散乱板(SLM)の異なる領域に照射する方法です.これにより,複数回測定に伴うSLMの切り替えをなくし,測定の高速化を図ります.
シングルショットゴーストイメージングは,多波長光源にし,回折格子による分光を用いて複数回必要な測定を単一の計測で実現しようというものです.

 

Fig. 1 レーザーアレイを用いたゴーストイメージング

 

Fig. 2 シングルショットゴーストイメージング