ホログラフィック光メモリ

ルーレイ10枚分のテラバイトメディアを実現

 ディジタル情報社会が進むにつれて,全世界が保有するデータ量は爆発的に増えている。データにはライフサイクルがあり,長期保存用のデータ保存技術はアーカイブ技術と呼ばれている。光ディスクメモリは,災害に強く,長期保存における総コストが低いことからアーカイブメモリとして再び脚光を浴びている。われわれは,スペックルシフト3次元多重記録と反射型記録を組み合わせた新しい記録方式の限界記録容量を調べており,これまでに直径12cmディスクに2.7 テラバイトの記録が可能であることを示している。独自のシミュレータを開発し,更なる大容量記録を実現する手法の研究を行っている。
【神戸大学特許あり】