超高速3次元センシング技術

次元内部の欠陥・構造を高速で見る

 ディジタルホログラフィーは3次元情報を2次元の干渉画像として記録し,その干渉画像から計算機内で光波逆伝搬計算により奥行き位置の異なる断層像として3次元情報を定量的に復元します。ディジタルホログラフィーの優れた特長を活かした応用研究として、高速な3次元欠陥検査システムの開発に取組んでいます。この高速3次元欠陥検査システムでは,高速イメージセンサによる干渉画像の取得,GPGPUによる光波逆伝搬計算の高速化がキーとなる技術です。GPGPUによる高速計算では異なる再生距離での光波分布の再生計算を高速化するために、複数のGPGPUを用いた多重並列計算プログラムを開発しています。また,実験システムでは,実物体をリアルタイムに記録・再生するシステムを構築しています。